釣りブロ 星に願いを(後編)

そして後編
一度釣れた所からずっと離れようとしない子供達。甘いな。
海は広いし大きいのだぞ☺

私は少し離れて再度キャスト。するとまた、3投目ほどで

ゴツン!! というあたり。
『良し来た!』ポテンシャルが高い。やはり根に潜ろうとするやや強めの引き…
今度はなにやつ?

周りはゴロタ石がごった返すポイント。うまく対処しないと糸が切られる。
とにかく、浮かせないといけない。必死で竿をあおって、糸を巻き取る。
しばらくして、『浮いた!! ん? 赤いな。シャアか?』と、独りボケて見る。
ちょっと形の良いカサゴか?と思いきや。これは・・・(゜o゜;

 

テッテレ-

赤い宝石と呼ばれている高級魚。そう。その名はアカハタ。
『そうだよな。ここはアカハタ釣れる場所だよな』と冷静に分析。
初夏に伊豆まで遠征に行って狙っていたアカハタが狙っていない状況下で顔を出してくれた。
どおりでなかなか浮いて来ない訳だな。
それにしてもきれいなアイシャド-。宝石と呼ばれるのもわかるよなと。
何がシャアじゃ。と、独りツッコんで見る。

そうとわかれば、狙いはアカハタ。一層力が入る。
もう既にこの時点で子供達の存在が消えていた駄目親父。

そんなの関係ねー。そんなの関係ねー。俺は流れ星に願ったんだ。
釣れますようにと☺
アカハタは近くに固まっているとウワサされているので再度、同じポイントに投入。
すると・・・・
またしても ゴツン!!と強いあたり。さっきとは比べ物にならない重量感。
何これぇー 超おもしれー
リ-ルを巻いても、巻いても浮いて来ない。やばい。今度はやられる。
しかし、こちらも負けられない。
『男には負けられない戦いがある・・・』
まさに今である。と独りナレ-ション付きで
やり取りをし、浮いて来たのは黒い魚体。
ええええ?! デッカイムラソイ? デッカムラソイ? デッカム? と、独り言。
手前の大きな石を避け、ようやく手にしたその魚体はなんと・・・

 

オオモンじゃん!!! そう、オオモンハタ。これまた高級魚。
デッカムかと思って手にした魚体を確認して急に手が震え出した。
またしても狙っていない状況下でこの魚が釣れるとは。
喜びを隠しきれない私は急いで子供達の元へ
『おーい。オオモン。オオモンが釣れたぞ。夢あんぞこの海』
と、見せびらかし、良し、
『声出して行こうぜぇー』と謎のテンションでせまるも、やはりスル-。
いいぞ青春反抗期。
しかし、明らかにそれを見て、彼らのスイッチが入ったのであった。
いやァ-俺、見せたね せ・な・か・で。
自分で自分をほめたい。

もう、だいぶ満足な私は最後にもう1匹狙い通りのポイントで狙い通りにアカハタが釣れ
熱く、暑い時間が過ぎ

 

その後、子供達も小さいながらも数匹カサゴとムラソイを釣り上げ
大満足な1日を終えました。

みなさんも流れ星★に何か願って見てはいかがでしょうか(笑)

おしまい★